夫もウツになってしまった!?番外編~夫の話を聞く時に気をつけたこと~【1351】
※メンタルヘルスに関する話題が出てきます。苦手な方や、ご気分が悪くなられる方は、閲覧をお控えください。
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※本筋に影響しない程度にフェイクを入れています。特に夫の勤務先に関しては実在しない架空の企業レベルでフェイクです。つじつまが合わない部分が出てくるかもしれませんが、ご容赦ください。
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勤め先でのショッキングな出来事により、心のバランスが崩れかけてしまった夫。そんな夫の話を聞くときに私が気をつけていた4つのこと。
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※以下のことは、あくまで私が個人的に気をつけたことの体験談です。
誰かの参考になればいいなとは思いますが、
これが絶対に正解だというわけではありません。
また、夫が意思の疎通ができる状態であったこと、
攻撃性が私に向いていないことなどを確認した上で行っています。
ネガティブモードに入っている相手からは、「その考え方は思い込みじゃないかなぁ…」とか「それは絶対変な風に受け取ってるわ~」と聞いている側が思う言葉も出てくることが多いと思います。
そういうときについ「それは違うよ」って言いたくなるけれど、そこはぐっと堪えて「そう思ったんやね」と1度受け止めるようにしました。
まだ話し始めてすぐだったので、ここで思考のズレを直すことよりも、「私はあなたの話をちゃんと聞いて、受け止めているよ。安心して、その先の考えも話してね」という姿勢を伝えることの方が大事だと思いました。
「わかるわかるー!」とか「ほんまそれやわー!」っていうノリって、雑談だといいと思うんですけど、相手の話をしっかり聞いてるときには少し軽いかなって思います。
軽い共感をするよりは、静かに受け止める方がいいような…。
表情も、あまりこちらが感情を出すと相手がそれに引きずられたり萎縮したりすることがありそうだったので、地蔵になりきるつもりで一定を心がけました。
なぜ地蔵かっていうと、なんか私の中で「慈愛」とか「受容」とかのイメージが地蔵だったからです。おばあちゃんかな?
これは相手を選ぶやりかたというか、人によってはめちゃくちゃ怒らせてしまいそうなので誰にでも使える方法じゃないかもしれません。
この時の夫は「どこかへ行きたい(消えたい)」というニュアンスで、それを認めて深みにハマってしまうと本当にどこかへ消えてしまうかもしれないと思ったので、「どこかへ行きたい(旅行)」にちょっと強引に流れを変えました。
2人で初めて行った旅行先にもう一度行きたいと行った夫と、しばらく思い出話をしたり、「今度は○○に行きたいね」とか話しているうちに、夫の「消えたい」気持ちは少し和らいだようです。
ちなみに、ここで話を合わせるために表面的に「行きたいね~」と言ってると、勘のいい夫にはバレるので、本気で休みを取って1週間くらい旅に出る覚悟で話しました。
私が本気だと分かると夫は逆にトーンダウンしたようでしたが…。
その辺は「転職したい」と言ってた時と同じかもしれないですね。
夫は自暴自棄になっていたので、自分の身を滅ぼしかねないことや、誰かを害するような発言も出てくるのですが、それはちゃんと「ダメです」と言いました。
アルコール、ギャンブル、暴力…そういうのは問題を一切解決しませんからね…。
あと、ここで受容してしまうと、後で「お前がやってもいいって言ったんだろう」みたいな流れになりかねないとも思いました。夫はそういう人ではないけれど、アルコールもギャンブルも暴力も、人格を破壊しちゃうからなぁ…。
愛があってもできることとできないことはあるし、「いのちだいじに」は夫に限らず私もそうだから。
なので、休職も転職も退職も、なんでもすればいいしそれを支えるけれど、身を滅ぼすようなことをするなら別れる、とハッキリ告げました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
こんな感じでずっと話を聞いていました。
受容、共感、それ以外のこと。そのバランスは難しいけれど、体感でなんとなく乗り切れたかなと…。
堂々巡りになったり、同じ話を繰り返されることに対する耐性は、祖父との交流で鍛えられてるのでわりと大丈夫でした。
でも、あまりに同じところをぐるぐる回ってると思ったときは、「それはまた今度聞くね」とか「さっきもそう言っていたね」と話を切り上げたり短縮したりしてます。
その辺は自分のMPや体力と相談で。
あと、これは大事なことなんですが、意思の疎通ができない、あるいは相手の攻撃性が強すぎて身の危険を感じる、話を聞いていると自分が不安定になってしまう時などは、無理に相手の話を聞こうとしないで専門家に任せるという選択肢もとった方がいいと思います。
それでは~!
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※今回のエピソードを書くにあたり、夫に許可を得ています。
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大昔に一応カウンセリング技法は身につけている私に応援ポチをいただけると大変励みになります。
いつも応援ありがとうございます!
カウンセリング技法は全部を説明しようとすると長くなるので、気になる方は調べていただけたら。
私もだいぶ錆び付いていて、理論とかほぼ忘れてますが、体に染みついたスキルは意外と忘れてないみたいです。たぶん、それが私の人との関わり方とか、話し方の癖になってるからだろうなぁと。
それも、善し悪しではあるのですが。
(ちなみに対面だと話せるけど、文章のやりとりとかだともう全然ダメです。メール、LINE超苦手)
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